オタクの落書き(改)

オタクがぶつぶつ言うだけ

SUNNY DAY Melody

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へたくそ

 

スクフェスACにBrightest Melodyが実装されたり、華の金曜日と称して現在唯一ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbowが上映されている沼津まで行ってみたり(そのまま日の出まで深夜徘徊したり)したせいで、元々好きだったBrightest Melodyへの感情が爆発しそうだったので駄文として発散することにした。 今更って感じもあると思うけど、ラブライブ!ラブライブ!サンシャイン!!共に劇場版のストーリーに言及するので、これから見る人はご了承を・・・。

SUNNY DAY SONG

狂ったようにBrightest Melodyばっかり聴いてるな・・・。そう言えば同じような聴き方してた曲があったような・・・。

サニデイソン サニデイソン

ラブライブ!The School Idol Movie内の楽曲の中で、もっと言えばμ'sの楽曲の中で一番好きとも言えるのがSUNNY DAY SONGなわけですが、歌としてもそうなんだけど、何よりもあの曲が披露される場面が特に大好きで、あの映画が好きな理由の一つに挙げられる。

別に劇場版終わった直後からそうだったわけではなく、むしろFinalライブ直前あたりの、まさに劇中で披露されたような時期によく聴くようになり、ファイナルライブが終わってからの方がこの曲への思い入れが強くなったように思う。だって園田海未さん見切れてたし

A-RISEと並んでスクールアイドルのトップを走り続けてきたμ'sが、自分たちのこれからについて決断を下しつつ、スクールアイドルのスクールアイドルによるスクールアイドルのためのライブを行う、という結論に至る。やっぱり高坂穂乃果さんはカリスマ的存在。

どこか寂しさを感じるイントロ、陽の光のように明るく優しいメロディ、春の陽気のように優しく応援してくれる歌詞、皆で踊れる印象的で分かりやすいサビの振り付け、どれをとっても好きな要素しかない。

あれから3年経ったわけだが、今年も春が近くなるとついつい聴きたくなったし、今後もきっと程度は変われど自分の中でふとしたときに思い出すことになるのだと思う。

Brightest Melody

で、この曲も同じくラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbowの中の大事なシーンで披露される曲。3年生の卒業を前に、SainSnowと共に開催したラブライブ!勝戦延長戦で披露する曲。作曲:光増ハジメ氏。某pediaによると(共作・編曲などを含む)

天才だ・・・。夢で夜空を照らしたい、ジングルベルが止まらない、未来の僕らは知ってるよ、あたりは個人的に特に好きな曲だが、ラインナップがAqoursを代表・大事な場面で披露される曲ということで、間違いなくAqoursの音楽を支える作曲家と言える。ちなみに、SUNNY DAY SONG作曲の倉内達矢氏のラインナップも天才なので見てほしい。

透明感と疾走感あるメロディ、別れを惜しみながら前を向こうとする歌詞、サビで朝日が昇る演出など、こちらもとても印象が強い曲。初回は物語の展開が強すぎて惚けて聴いていたらあっという間に終わってしまったので、2回目以降からがとても心に刺さった記憶がある。

日の出のシーンが本当に印象的で、冒頭にもこそっと書いたけど、いつか沼津で山越しに陽が昇る様子を見たいと思っていて、今回映画を見たついでに終電がないので朝まで宿も取らずにフラフラしていた。当然ではあるが、残念ながら映画のようにちょうど香貫山から昇ってくるとか、一気に明るくなるとか、服が白く輝くとかではなかった。でも狩野川にかかる歩行者用の橋から拝んだ朝焼け・朝日は天候にも恵まれてとても綺麗だったので大満足でした。

その流れでついでに、深い青の3年生とそれに比べて少し薄い1,2年生の衣装から始まり、サビで日が昇るとともに1,2年生の衣装だけ白と水色の衣装になる演出の話。

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服の色が違う・変わるのは、これからもスクールアイドルとして輝き続ける1,2年生と卒業して羽ばたいていく3年生の対比だと思うのだけど、朝日が昇る空の色をイメージした配色だったんじゃないかなと、夜明けを待ちながらぼんやり考えていました。日中の気温からは考えられないくらい冷えた(半袖Tシャツ1枚)。
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ちなみに陽が昇るとNext Sparkling!!の色っぽくなる。あの衣装には1,2年生は片翼だけど、もう羽ばたいていくときを迎えた3年生には両方の羽があるのも見てほしい。

誰のために歌うか

とまあ散歩がてら隣駅までスクフェスACをやりにいくクソ暑い道すがら色々とこの2曲について考えていたのだが、同じようなタイミングで披露される曲でありながら、歌のメッセージは全く逆なのかなあというところにいきついた。

メタ的な話をすると、どちらも劇場版の最後から2番目の曲という共通点があるが、どちらも9人で最後に公に披露した曲だと思っている。μ'sの「僕たちは一つの光」やAqoursの「Next Sparkling!!」の2番以降はなんなんだ?という突っ込みは当然あると思う。(こじつけと言われたらそれまでなんだけど)前者は、あの物語の中では9人だけの思い出の中の曲で、Finalライブを見据えてああいう形で披露されたものだと思っている(というか以前からそういう考え方に賛同している)。後者は、まあどう考えても3年生がいなくなる描写があるわけで、(大人の事情と言えばそれまでだけど)3人がいたときのAqoursとしてやってきたことも消えずに残っている、という演出の一つに過ぎない。ちなみに3年生がいなくなるときに暗転して、直後に千歌が顔を上げて歌うシーン、3人の不在を確認するシーン、ルビィと目を合わせて寂しげに笑うシーンと続くんですけど、PVつきの曲を流すコンテンツで暗転を採用するっていうのはなかなか思い切った決断だなって思いました。他に事例があるかは確かめてませんが、僕は好きです。

で、この2曲が正反対に感じる部分としては、SUNNY DAY SONGが「スクールアイドルみんなのため」の曲だったのに対して、Brightest Melodyは「私たちだけのラブライブ!勝戦延長戦」で披露された曲だったということ。

SUNNY DAY SONGは、秋葉原の大通りをジャックして全国のスクールアイドルとそれに関わる人たちと一緒に歌って踊った曲だった。さっきも書いたように皆で踊ることを意識したシンボリックな手の振りもその表れの一つだと思う。「一歩ずつ君から 一歩ずつ僕から」「受け止めてあげる」「知ってほしくなるよ」「皆で語ろうよ」「輝きになろうなんて言える今の気分を分け合えば」「君も踊りだす」というように、明確に相手を意識した内容の歌詞も、自分たちの歩みに続く存在への応援メッセージと言える。

対してBrightest Melodyは、直接的なギャラリーはいわゆる神モブ3人と、劇場版の物語を通してAqoursの輝きを目にする渡辺月と、ビデオ通話を介したSaintSnowの2人しかいない(後に何らかの形で静真高校の生徒も目にしているが)。そもそもこの曲自体が、SaintSnowと決別しきれない鹿角姉妹(理亞だけではないと自分は思っている)のために行われたステージに向けて用意された曲であるため、9(+2)人の想いを歌っている側面が強いと思っている。「どこへ行っても忘れないよ」「また会おうと言ってみよう」「みんなの想いはきっと一つだよ」と歌いたくなる「キラキラ」が過去になることを惜しみながらも「いろんな未来 次のトキメキへと」「明日に向けてまた始めたい トビキリの何か何かを それは何だろうね 楽しみなんだ」「もう行かなくちゃってさ気持ちが切ない その切なさを抱きしめ一緒にBrightest Melody」と先へ進もうと決意して最後に別れを惜しみながらの今を楽しんでいる、誰よりも自分たちを鼓舞している歌だと感じた。

蛇足

SUNNY DAY SONGが大好きな理由の一つとして、「これからもスクールアイドルは続いていく」という願いを込めて歌われた曲であったことが大きいと思う。あまりこういうことを言っても仕方ないのだが、「μ'sが好きだったからAqoursのことをよく思えない」っていうのは、この理屈で絶対に共感できない。Aqoursを応援することを強制してはいないのは間違いないし理解できるけれども、その存在を否定することはμ'sを否定することと同義だと思っている。μ'sの輝きに惹かれたAqoursが輝いていくのはμ'sの願いそのものであって、そのAqoursが最後に9人で最も輝いてみせた歌を好きになるのは仕方のないことだったんだなあという結論になった。

あと下らない2曲の共通点として、出だしが両方シャラララララなので一瞬分かりません()

蛇足と書いたので勢いでもう一つ書くと、賛否両論覚悟の上で、個人的にはSUNNY DAY SONGだけはいつかμ'sとAqoursで共に披露する機会がこないかなあ、と思っている。

最後に

5thライブ、楽しみですね。ここでは触れなかった曲も披露されるのが楽しみです。

クソオタクなのでここらで諏訪ななかさんの株を上げることを書きたいと思います。3rdライブのパンフレットに書いてあるみら僕についてのインタビューで「Cメロの『I live~』が、ラブライブ!の日々を生きている感じがして好き」って書いていたり、同じく3rdの銀テのメッセージに「私たちのWONDERFUL STORIESにあなたもいてくれたら嬉しいな」と書いていたりして、こんな自分でもAqoursの日々・物語の中の一部になれるのか・なりたい、と思わせてくれる諏訪ななかさんが大好きです。だから僕は少しでもエメラルドグリーンの光の海を届けたいと思っています。

最近周囲に新たにAqoursに興味を持ってくれた人たちが増えていて、確かにAqoursが歩んできた確かな足跡を目の当たりにできているように感じる。そうして猫の額程度でもAqoursの物語に自分もいると実感できることは、最初はμ'sの穴を埋めるように縋りつきながらだった自分としても、応援してきてよかったという気持ちになる。強制や押し付けはしないタイプ(のつもり)だけど、やっぱり自分が好きなものを他の人も好きだと言ってくれるのは嬉しいことなんだなって思ってます。でもオススメされるのは苦手な人間ですまん・・・

ラブライブ!には、もちろん単に顔が良いとかライブ楽しみとかオタクとしての感情もあるけど、特にAqoursには色んなことを考える機会を与えてもらって人生にプラス(引用フレーズ)になったと思うし、本当に会えてよかったなって思っている(もちろんμ'sにも感謝しているけれどまた別の意味になってくるので今はおいておこう)。

5thの自分で当てたチケットの日付を間違えていたりしたけど、関係各位の皆様で被害は最小限に両日現地に行けそうです。ご迷惑おかけしました+ありがとうございました・・・。